iPhoneとMacBookの間にニッチはあるのか?
またそれ以前にも、タッチパネルPCあるいはタブレット型PCについて過去の事例を考察して、
Appleのタブレット
にiPadの成功要因を予想してみた。まず、iPadはここで挙げた成功要因をクリアしてるのだろうか?
- 価格が$300程度である
- iPadは$499からだ。ハードルはぜんぜんクリアできてない
- 軽くて落としてもダメージがほとんどない
- これは本隊を軽くしてカバーをつけさせることでなんとかしているかもしれない
- PCと簡単にシンクしバックアップできる
- iTunesのおかげで、MacでもPCでもシンクとバックアップは簡単
- オペレーションにストレスがない
- ここにストレスがあったらAppleじゃないといえるほどよくできてる
- いつでもどこでもインターネットから簡単に情報をとりだせる
- WiFi/3Gでほぼ完璧
で、最初の疑問「iPhoneとMacBookの間にニッチはあったのか?」なんだが、Wall Street Journalの9月14日の記事によると、少なくともBestBuyにおいては「iPadはノートPCの売上の50%を食っている」とのことだ。つまり、iPadは従来ノートPCへ向いていた需要をかっさらっている。なので、去年まではカバンの中にノートPCを入れて持ち歩いてた人たちのうち50%が、そのうちにiPadだけをカバンに入れて持ち歩いていることになる。
Steve Jobsの言ってたとおり、NetBookはとても使いやすいモバイルPCではなかった。私もDell Mini 9にMac OS Xをインストールして使ってみているが、とても操作しづらい。「小さくて軽いMacがあれば便利だろう」なんて思っていた私はとんだ勘違いしてたことになる。旅行でMacBookを持って行って、車の中や宿で使ったこともあるが、この前妻のiPadを持って行ったらMacBookより格段に使いやすかった。
ところで、妻の買ったiPadは、「会社に行っても通信ができるように」とWiFi/3Gの一番高いやつを選んだ。8万円超だから、マジにノートPCなみの値段。なのに妻はそれを「重いから」という理由で会社へは持っていかず、家の中だけで使っている。もともと妻はノートPCも持ち歩いてなかったので、やっぱりiPadをノートPCの代用にしているのは間違いない。家のソファーでメールやウェブ、ツイッターをするのには、断然今までのMacBookより便利だ。
結局のところここでの結論としては、iPadの正体は、iPhoneとノートPCの中間のニッチ向けの製品ではなく、情報の"消費"に特化したノートPCの代替品だった、ということだ。
それで私はというと、iPod touchの新しいやつを購入しようかどうか迷っている最中。
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