11/12/2011

「Steve Jobs」を読んだ

まぁ、先週には読み終えてたんだけど。Apple復帰までのいろんなエピソードはこれまでにも本になったりしてたので、知っていることも多かった。だけど、この10年のApple躍進の背景については興味深い内容だった。

特に、Appleの製品やサービスすべてがSteve Jobsの意向どおりに展開したわけではなかったという点はちょっとびっくりした。たとえば、Windows用のiTunesはJobsの考えとは全く逆の方針でリリースされてたんだ。iPhoneはiPodが携帯電話に市場を奪われるかもしれないという強迫観念から開発された。App Storeも彼の発案ではない。iPhone 4のアンテナ問題も、堂々とした会見の裏側の様子はちょっと違う。

製品発表会のステージ上で、「すばらしいだろ!」と言っている裏では、必ずしも全面的に開発方針に同意していたわけではなかったのか、と思うと面白い。


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