10/12/2009

Macの"Mail" 「波ダッシュ」への対応(その3 その他)

OS間での「波ダッシュ」の混乱を回避する意味でも、普段のメールには「リッチ・テキスト形式」を避け、「プレーン・テキスト形式」を使うべきだと思う。なによりそれが標準であり、互換性の考慮などという通信の本来の目的以外のことにとらわれなくて済むからだ。

面倒なことにOutloook Expressなどは、インストールしてそのままの状態だとリッチ・テキスト形式が標準に設定されている。こういうところがWindowsの嫌いな部分だ。友人がリッチ・テキストでメールしている場合、「プレーンを標準にしてね」と頼むしかない。

ところで、Jeditというエディターを使っていて、この「波ダッシュ」について面白い処理をしているのに気がついた。「全角チルダ」として表示されている字をカット&ペーストしてUTF-8形式で保存すると、EF BD 9Eとなる。だが、これを一度開いて上書き保存するとE3 80 9Cになるのだ。これは、Jeditがファイルを開く際に「全角チルダ」を「波ダッシュ」に読み替えているからに他ならない。

一度間違って実装されたものは、なかなかなかったことにはできない。Windowsのように広く普及した製品ではなおさらだ。(電流の方向が実は電子の流れと逆だったっていうことと似ている。)こういう混乱はユーザーにとって迷惑な話である上、プログラマー泣かせだなと思う。間違っていても、戻れない道というのはあって、その場合遠回りを強いられてしまうのだ。

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