でも学校ではそう習わなかった? 実験で関東ローム層の赤土を水で洗うと、小さな輝石という鉱物結晶とかが出てきて、それが富士山由来だという証拠だって。高校の地学で習った。
でも、火山灰がつもると凝灰岩のようなものになるんじゃないの?、とか、なんでこんなに均一な粘土状に堆積してるの?、とか疑問に思っていた。
そうしたら、最近「フクシマサベツ」のツイッター発言でやや注目を集めてる... うん、それは失礼だな。放射能の「早川マップ」で評判を集めている、火山地質学者の早川由紀夫先生が「関東ローム層は火山灰堆積物じゃない」とツイートされてたので、その解説を拝見した。なんと、あの分厚い堆積物は、毎年春先の強風で飛んでくるチリが積もったものだというのだ。
確かに、春の風の強い日に窓を開けておくと部屋がザラザラになる。こんな、1年に0.1ミリというわずかな堆積の数万年にわたる集積結果が関東ローム層なのだそうだ。
チリが堆積する場所にはもちろん腐葉土のような黒っぽい表土があり、草木も生えている。だが、これらは分解してしまうと赤い粘土状の土しか残らないらしい。だから黒い土の下の方では今でもローム層が着々と厚みを増しているということになる。こうしたゆっくりとした堆積の結果、あのように塊状(マッシブ)のものができあがるのだそうで、逆に火山灰だったとしたら、何らかの総理構造があるはずなんだとか。
なるほどね。納得。
http://www.edu.gunma-u.ac.jp/~hayakawa/volcanology/c6.html
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